こんにちは、ふっさんです。もしあなたがビジネスに挑戦するのなら、挑戦しようとするビジネスが「ストックビジネス」「フロービジネス」かを把握しておかないといけないです。

 

ストックビジネスとフロービジネス、それぞれにメリット・デメリットが存在するので、あなたが手に入れようとする未来がそれぞれのビジネスで得られるものとズレていた場合、大きな損失に繋がる可能性があるからです。

 

例えば、将来は自動で入ってくる収入でのんびりと快適にしたい!と思っているのに「フロービジネス」を選択したり

とにかく一気にお金を稼いで次のビジネスに繋げたい!と考えているのに「ストックビジネス」を選択していたら高確率で失敗します。

 

それぞれのビジネスの特性をしっかりと理解して、その上で理想とするライフスタイルを実現していきましょう。

 

目次

ストックビジネスとフロービジネスの違い

 

ストックビジネスとフロービジネスにおける大きな違いは、「収益モデル」の違いです。

 

簡単に言ってしまえば、ストックビジネスは「将来に渡って安定して収益を発生させるもの」であり、フロービジネスは「一時的に収益を発生させるもの」のことです。

 

それぞれ一長一短がありますが、どんなビジネスを選択するかで変わってきます。実際のビジネスモデルを出して、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

ストックビジネスとは?

ストックビジネスとは、「stock(蓄える)」という意味にもある通り、顧客との関係を重ねていき、継続的な報酬を得るビジネスのことです。

 

ストックビジネスは会員制のビジネスが多く、リピートを前提として組まれているビジネスモデルです。通信・電気・ガス・水道・介護・塾、会員制の美容室なども含まれます。

 

最近で言うと映画・ドラマ・アニメが見放題の「Hulu」や、本が読み放題の「Kindle Unlimited」が代表的なストックビジネスと言えるでしょう。

 

ストックビジネスのメリット

 

ストックビジネスの一番のメリットは、継続的な収入が見込めることです。

 

会員を増やせば増やすほど収益は伸びていくので、長い時間をかけて会員を増やしていけば安定した収益を得ることができます。

 

売上の予想が立ちやすく、右肩上がりに収益が伸び続けていくため、よほどのことがない限り倒れることは少ないです。

 

どのように成長していくかわかりやすく、かつ方向性が定まりやすいビジネスなので、「安定」や「自由」を求めるならストックビジネスがおすすめですね。

 

ストックビジネスのデメリット

 

ストックビジネスのデメリットは、「初期の収益性に欠ける」という点です。

 

会員を増やすまでは収益が安定しないので、最初のうちはキャッシュフローに悩むこともあるでしょう。

 

赤字でスタートしたとしても、方向性を間違えれば黒字にすることが叶わない場合もあります。また、収益の速効性に欠けます。「いますぐ100万必要だ!」となっても、ストックビジネスだと叶わない場合が多いです。

 

フロービジネスとは?

 

フロービジネスとは、一時的な取引を繰り返して収益を得るビジネスモデルです。例えば飲食店や小売店などがこれに該当します。

 

基本的には、ほとんどのビジネスがフロービジネスです。お客を集客して商品を販売する。シンプルなビジネスモデルで、最もオーソドックスなビジネスと言えるでしょう。

 

フロービジネスのメリット

 

フロービジネスのメリットは、すぐにキャッシュが得られるという点です。

 

利益を出せばすぐに現金が手に入るため、次のビジネスに繋げたり規模を拡大させたり、拡散性に富んでいるのがフロービジネスです。

 

フロービジネスのデメリット

 

フロービジネスのデメリットは、安定性に欠けるというのが最も大きいでしょう。

 

商品形態にもよりますが、基本的にはリピートを前提としていないので、新しくビジネスを展開しない限り収益は一定のままです。

 

また、顧客と契約を結ばないため、絶えず新規顧客を開拓し続けなければなりません。

 

ビジネスで多くの人が頭を悩ませる「集客」ですが、新規市場を開拓することができなかったら一気に崩れてしまう可能性もあります。

 

ストックビジネスとフロービジネスのLTV比較

 

 

ビジネスの重要な指標で「LTV」というのがあります。

 

LTVとはLife Time Value(生涯顧客価値)と言って、訪れた顧客1人あたりが生み出す利益の総額のことを言います。

 

計算式は以下の通りです。

LTV=平均顧客単価×利益率×平均リピート回数

 

ストックビジネスとフロービジネスのどちらを選ぶかと考えたとき、このLTVという指標を出してみればわかりやすいです。ここから少し複雑になってきますので、ぜひ付いてきてください。

 

ストックビジネスのLTVの試算

 

ストックビジネスは主に会員制のビジネスモデルが元で、リピート利用が前提となっています。

 

例えば動画配信サービスのHuluですが、会費は1ヵ月あたり933円となっています。平均して6ヶ月は視聴を続けるとして、LTVは以下のようになります。

 

LTV=933円(平均顧客単価)×100%(利益率)×6(リピート数)=5598円

 

1人がHuluを契約すると、5598円がチャリンと入ってくる計算になります。

 

ちなみに、Huluは右肩上がりに会員数を増やしているので、離脱率は一定ではなく徐々に伸びているということが言えるでしょう。

 

HuluはバリューコマースというASPでアフィリエイト可能です。初回のお試し登録をするだけでアフィリエイト報酬で1000円を貰えるのでお得に感じますが、1人が登録することで5598円が入ってくるのでHulu側に多くの利益が入っていると言えるでしょう。

 

余談でしたが、ビジネスの裏側を分析すると見えてくるものもあるので、参考程度に^^。(ちなみに、アフィリエイトに関しては公式メルマガのほうで詳しく解説しています)

 

フロービジネスのLTVの試算

 

次に、フロービジネスのLTVの試算を見ていきます。ここでは代表的な居酒屋を見ていきましょう。

 

僕の働いていたバイト先では、予想で見るところ平均顧客単価が3500円程度でした。1人の顧客が店にやってきたら3500円がチャリンと入る計算です。

 

ただ、フロービジネスは利益率も計算しなければならないので、計算がやや複雑になってきます。

 

単品での注文だと1人あたり3杯はドリンクを注文しますから、あいだを取ってドリンクの注文のみで1500円。原価率で見てみると、ドリンクは利益率20%が平均なので1500円×20%=300円。 1500円-300円=1200円 となります。

 

料理の原価率が高く、30%~40%が普通なので、あいだを取って35%とすると、2000円×35%=700円 2000円-700=1300円 となります。

 

1300円+1200円=2500円。ちょっと少なすぎる気もしますが、LTVは2500円くらいになります。

 

もちろん、やってきたお客さんが居酒屋をリピートしてくれたらLTVは少し高まります。体感的にですけど、僕の働いていた居酒屋はリピート客は少なく、2回以上訪れるお客が20人に一人程度だったので、リピート率は5%になります。

 

5%×2500円=125円。まあ、一人あたりのLTVは2625円と言えるでしょう。

 

LTVの比較から見るフロービジネスとストックビジネス

こう考えると、ストックビジネスのほうが利益率が高いように思えます。ただ、ストックビジネスは参入障壁が高いので、当然と言えば当然のように思えます。

 

上記の試算ではHuluの「映画やドラマに提供する権利料」は度外視していますから、実際はもっと僅差になるかと思います。

 

ただ、やはりオススメするのはストックビジネスです。収益が安定するというのも魅力的だし、将来に渡って収益をもたらしてくれるのは精神的に安心できます。

 

ネットビジネスにおけるフロービジネスとストックビジネス

 

ここから、ネットビジネスに焦点を合わせて解説していきましょう。

 

もちろん、ネットビジネスもフロービジネスとストックビジネスにわけられます。

 

せどりなんかも代表的なフロービジネスです。速効性は高く収益性もありますが、ずっと動き続けなければお金は稼げないし、後になっても収益は伸び悩んでしまいます。

 

それに対し、ブログやメルマガは代表的なストックビジネスです。ブログはコンテンツを追加すればするほどアクセス数が右肩上がりに伸びていくため、最もストックビジネスに近い形態と言えるでしょう。

 

参考程度に僕のアクセス解析を載せておきます。サブのほうで運営しているブログですが、アクセス数がずっと右肩上がりに上昇を続けています。

ストックビジネスの最大のメリットは、「放置していても収益が伸び続けること」です。

 

上記のブログは、7月2日で更新をストップしているにも関わらずアクセスが伸び続け、今後も伸び続けるだろうと予測しています。

 

ブログにやってきたアクセスをメルマガに誘導すれば、見事に「顧客との契約」を結ぶことができます。メルマガの中で商品を販売し、リピート購入してもらえればLTVも鰻登りです。

 

実際、僕のメルマガは個人でやっているにも関わらずLTVが2500円を超えています。

 

メルマガに1人が登録してくれれば、2500円がチャリンと僕のもとに入ってくる計算になります。そして、実際にメルマガ登録の推移をデータで表したものを見ていきましょう。

 

 

これは月毎のメルマガ登録者数の推移です。解除している人は除いた数字になっているので、実際はこれよりももっと多いです。(+50人くらいです)

 

LTVが2500円ということは、上記のメルマガ登録数×2500円が利益になっている計算です。

 

僕はメルマガのほうで一切メールは送っておらず、すべて自動化が完了しています。わかりやすく言うと、何もしなくても入ってくる不労所得のようなものです。

 

もちろん、読者の数も増え続けているので、集まった読者に対してメールをぽんと送ればもっと多くのお金を稼ぐことができます。

 

毎月プロモーションを打つだけでも、LTVはプラスで2000円になり、4500円程度になるでしょう。自動で入ってくる収益以外に興味はないのでやりませんが、それだけブログ×メルマガは可能性を秘めているということです。

 

ストックビジネスをオススメする理由

 

もしあなたがこれからビジネスに挑戦するなら、ストックビジネスをやることをオススメします。

 

ストックビジネスは正しい方向性で運営を続けていれば、将来に渡って永続的に報酬がもたらされ安定してお金を稼ぎ続けることができます。

 

先ほどの試算でも行った通り、長い目で見てみればストックビジネスのほうがより多くのお金を稼げます。それ以外のメリットでも、自由に安心してお金を稼ぎ続けたいのなら断然ストックビジネスが有利に働くでしょう。

 

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