どうも、ふっさんです。
先日、プロモーションの仕事が重なって
徹夜で仕事をすることがありまして、
レッドブルを飲みながらがんばってました。
で、ふとレッドブルってほかになに売ってるんだろ?と、
マーケターならではの職業病で気になり、調べてみたんですね。
そしたら、レッドブルの会社は、
レッドブルという商品”だけ”を売っていました。
これすごくて、普通、
儲かったら商品の数を増やしたり、
事業の数を増やしたりして
「多角化」
で拡張していきます。
でも、レッドブルが売っている商品は、
レッドブルという清涼飲料水のみ。
そして、レッドブルを世界中で売るために
F1レースのスポンサーになったり、
サッカーチームを買収したりと
マーケティング活動を本気でやっているのです。
これすごいなって思ってて
レッドブルは世界で75億缶も売れてて
売上は6000億円を超えています。
たったひとつの商品で
6000億を売り上げるってことは
なにか秘密があるんだろうな、ってことで
レッドブルの戦略から学べることを今回は書いていきます。
目次
レッドブルはマーケティングの会社
レッドブルはそもそも、
日本で売られてる「リポビタンD」という
エナジードリンクを見て、スタートしたものです。
つまり、あの250円の缶はストレートな言い方をすれば
リポビタンDをパクって生まれた商品なんですね。
でも、いまでは世界中で愛されて飲まれていますし、
実際に飲むと力が漲ってくるような感覚に包まれます。
なぜ、中身は同じなのにここまでイメージを持っているか?というと、
レッドブルはマーケティングにめちゃくちゃ力を入れているからです。
つまり、レッドブルっていう会社は
飲料水を売っている会社じゃなくて、
マーケティングの会社なんです。
これマーケティングをやってる人にとっては常識なのですが、
良い商品だから売れるわけじゃなくて、
マーケティングが良いから商品が売れるんです。
レッドブルは中身がほとんど変わらない飲料水に
マーケティングを使って、
世界で70億缶以上を売っているわけです。
ブランディングを極めてる
じゃあ、レッドブルがなにを極めているか?というと、
ブランディングです。
ブランディングとは、
お客が商品に対して頭のなかでイメージするものなのですが、
僕らがレッドブルを飲んで
徹夜を突破しようとしたように、
コンビニに行くとなぜか自然とレッドブルを手に取ってしまいます。
これは、レッドブルがブランディングで仕掛けた
「飲むと元気が出る」というような、
プラシーボ効果(思い込み)すら出てくるほどの強いイメージです。
で、これなんでかっていうと、
レッドブルは以下の2つの情報を与えて
「飲むと元気が出る」
というイメージを作ったんです。
翼を授ける
まず、「翼を授ける」という広告コピー。
これほとんどの人が聞いたことあるかもしれませんが、
翼を授けるというコピーは全世界で共通です。
翼を授けるというのは、
言葉の意味として
翼が手に入る
↓
軽やかになる
↓
元気になる
というイメージが連想できます。
「翼を授ける」を繰り返し言うことによって、
ちょっと翼を生やしてくるわ!(元気になるわ)
と、レッドブルを飲む人が増えたんですね。
マーケティングではこれ大事なんですが、
言葉ひとつでブランドイメージは随分変わります。
言葉を使って商品を売っていく技術が
いわゆるコピーライティングというスキルで、
コピーライターという専門の仕事もあるくらいです。
僕もコピーライティングには気をつけていて、
たとえば僕の場合は
「経済的自立を達成しよう」
というテーマでずっと情報発信をしています。
この言葉は繰り返し言うようにしていて、
経済的自立を達成するというひとつのコンセプトを元に
ブログやメルマガのコンテンツを作り続けています。
「経済的自立を達成しよう」という本も出したくらいです。
そして、何度も「経済的自立を達成しよう」と
繰り返し言ってきた結果、
最初は僕しか言っていなかったのが、
同じように情報発信してる人たちが
チラホラと「経済的自立を達成しよう!」
と言うようになりました。笑
このように、なにか商品を持っている人は、
一言で魅力が伝わるような言葉
を考えてみるとブランドが付きやすいです。
レッドブルは名前も覚えやすいですし、
Red Bullは赤い闘牛って意味で
元気になるというコンセプトが詰まっていますしね。
このネーミングひとつとっても、
ブランディングがかなり洗練されてることがわかります。
エキストリームスポーツに投資
あと、マーケティングのひとつとして
情報発信を通してブランディングを作るのも戦略です。
レッドブルはエキストリームスポーツという、
F1レース、クラッシュドアイス、スノーボードなどに
「危険なスポーツ」に
どんどんスポンサーを出しています。
なんで、エキストリームスポーツなのかというと、
レッドブルはさっきの「翼を授ける」のように、
飲むと元気が出るイメージを与えたかったと思うんです。
だから、レッドブルはスポンサーの対象として
エキストリームスポーツを選びました。
逆に、レッドブルは将棋や囲碁などの
いわゆる頭脳戦のスポーツには投資をしていません。
それよりも、一歩ミスったら死ぬような
めちゃくちゃ激しい競技に積極的にスポンサーに入って、
大会を開いたり、イベントを開いたりしてイメージを出してます。
こうして、お客の頭のなかで
「レッドブル=挑戦的」
「レッドブル=刺激的」
といったブランドイメージを作ることができてるんですね。
これが、徹夜したいときに
コンビニで数あるエナジードリンクのなかから
レッドブルを選んでしまう理由になっているのかなと。
たった1つの商品でも、十分
僕がレッドブルを調べてて一番テンションが上がったのが、
レッドブルはたった1つの商品しか扱っていないということです。
これってすごく学びになるんですよ。
たったひとつでも、ブランディングをして、
マーケティングをして、利益をあげることができれば、
あとは工夫次第でいくらでも巨大企業に育てることができます。
レッドブルと似た事例で、
1つ3000円のガトーショコラの記事も前に書いたんですけど、
この店舗もガトーショコラしか作っていませんし、
東京にひとつしか店舗がないんですけど、
年商2億くらいあって、大繁盛してます。
1個3000円という、ガトーショコラにしては
ありえないくらい高い金額だけど
飛ぶように売れてしまうのもブランディングの結果です。
やっぱりそういうビジネスを見てると
ある種の美しさすら感じます。
徹底して無駄を省き、
マーケティングを使って
ひとつの商品を売ることに集中する。
これ、かっこいいなって思うんです。
じゃあそれ、ネットビジネスでもできるの?
と思うかもしれませんが、
僕の知り合いの経営者は
ひとつの商品を大ヒットさせて
それだけで累計10億以上稼いでます。
しかも、たった一人の会社です笑。
レッドブルも、ほとんど社長の頭のなかで
マーケティングの戦略が練られていますが、
たった一人の頭のなかか生み出されたマーケティングの戦略で
それだけ爆発的な売上を叩き出せるのは
なかなかロマンがある世界だなと思うのです。
一個に絞るのは勇気が要る
一個に絞るのは勇気が要ることです。
僕はネットビジネスがメインで、
ほかにタピオカ屋さんやったり、
ジョイントベンチャーやったり、
オウンドメディアを運営したりしてますが、
これちょっと反省したいなって思ってて、
やっぱりメインの事業をトコトン伸ばしたほうが
もっと遠くに行けるんですよね。
戦略の「略」って字は、省略するって意味を持ってる。いろんな”儲かりそう”な情報があちこちで発信される時代だからこそ、シンプルな戦略を立てて取り組む人が大成功する。やるべきことを絞り、99%を削ぎ落として、たった1%の大事なことだけに時間とお金を集中させよう。使える資源は限られてるよ。
— ふっさん@本アカ (@fussan3082) March 22, 2020
レッドブルはそこを徹底していて
すでに商品はレッドブルがあるので開発費は不要ですし、
ドリンクを作る工場もすべて外部に依頼しているそうです。
レッドブル本社がやることは、
マーケティングと財務のみ。
やるべきことを絞っているから、
マーケティングに集中できる。
マーケティングには莫大なお金を使っていて、
このようにやるべきこととやらないことを明確に区別しています。
レッドブルはやるべきことが絶対にブレません。
たったひとつの清涼飲料水を売るというところに
全集中したからこそ、
爆発的に成長したんだと思います。
マーケティングができると何でも売れる
と、こんな感じで、レッドブルは
めちゃくちゃマーケティングに力を入れてます。
エナジードリンクの会社で6000億いってるので、
マーケティングって改めて恐ろしいなって思います。
やっぱりいろんなビジネスを見ていて思うのは、
マーケティングを正しく使えていないなーってこと。
せっかく良い商品があるのに、
良い商品だから勝手に売れるだろうと盲信して
マーケティングをしてない会社はいっぱいあります。
特に日本は技術大国、職人気質なので
マーケティングをおろそかにするケースはたくさんあります。
僕は、そういうところにアドバイスして
利益を高めるのが得意なのですが、
マーケティングを仕掛けるだけで
利益が2倍になるなんて良くあることです。
レッドブルはそういう意味で、
めちゃくちゃマーケティングがうまい会社です。
これから仕事が忙しいときや
勉強で徹夜をするときに
ふとコンビニでレッドブルを手にしたときには、
「レッドブルはどんなマーケ戦略を使ってるのかな?」
と、思考を巡らせてみてください。笑
ビジネスをしてる人にとっては、
きっと新しい発見があるはずなので!
P.S.
エキストリームスポーツといえば、
最近はスノボにハマってます。
読者さんと仲の良い経営者を誘って、
車を借りて行って、
コテージ借りてそれぞれ好きな料理作ったり、
お酒を飲んだり、麻雀したり、ビジネスの話したりして、かなり楽しいです。
ネットビジネスは働く場所を選ばないので、
コテージを3ヶ月くらい借りちゃって
引きこもって練習するのもありかなーとか考えてます。
スノボは滑ったことがあるとわかると思いますが、
最初はできないことの連続です。
そもそも立てない。めっちゃお尻打つ。ブレーキミスると顔面からこけます笑
ジャンプするときとか超怖いのです。
ミスったら普通に痛い。
このまえ調子乗って上級者についていきジャンプしたら、
着地ミスってアバラにたぶんヒビ入りました笑
でも、できないことに挑戦するのって楽しいです。
挑戦して成功したときの達成感といったら
言葉にできないほどの高揚感が得られます。
ビジネスでもこれは同じで、
できないことに挑戦するのは楽しいですよ。
高い教材を買うとか、
広告費あげてみるとか、
自分で作った商品を売ってみるとか、
ビジネスをやる以上、ビビることの連続ですし
怖いことも少なからずありますけど、
乗り越えたときはめちゃくちゃ成長します。
で、やってみて成功してみると、
だんだん慣れてくるので
最初が怖かったことが楽勝になるんですね。
そういった意味で、スノボと同じように
エキストリームな感じも楽しめるようになると
ビジネスで成功するスピードも速くなるのかなと思います。
Amazonランキング1位の書籍を読めます
僕は大学生の頃から月収で500万ほど稼いでます。
才能があったわけでも、環境に恵まれたわけでもないです。
もともと家庭は極貧だったし、
バイトでは仕事ができない人間で有名でした。
そんな僕でも、ビジネスに出会って
少しのあいだだけ真剣に取り組んだところ、
あっさりと人生逆転できました。
そのビジネスを学ぶ過程で、
人を動かす方法や、
戦略を立てる方法、
コンテンツを作って価値を届ける方法など、
学校では学べないことを知ることができました。
その経験から、生まれた環境は選べなくても、
勉強して、正しく成長すれば、
誰でも資産を手にして活躍できると確信しています。
そして、そういう人間が少しでも増えれば、
一人一人に活気が溢れて、
世の中の価値やサービスが進化して、
世界はもっと良くなると本気で思ってます。
そういった理念から、僕がどのようにビジネスに取り組み、
ゼロから今の資産を築いていったのか、
その成功体験を一つの書籍にまとめてみました。
電子書籍は、Amazonランキングの
「起業家」カテゴリーで1位になれたので、
メルマガのなか限定でその書籍を公開しています。
ストーリー形式で作っていて、
20分程度でサクッと読める内容なので、
もし興味があれば読んでみてください。
→電子書籍「経済的自立を達成しよう」を読んでみる
メールアドレスを入力すれば、受け取れます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
< 学べる内容 >
✔️ほったらかしでも月500万以上儲かる「自動化」の技術とは?
✔️半年以内に独立・起業し、かつ裕福に暮らすために必要な考え方とは?
✔️月2100万を達成したプロモーションの全貌とは?
✔️1日30人以上の新規リストがザクザク集まる集客戦略とは?
✔️ウェブマーケティングを飲食店やイベント集客にフル活用する方法とは?
etc・・・
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[…] レッドブルの記事でも書きましたが、 ひとつのヒット商品を完成させて じっくりとブランディングするのが一番ラクです。 […]
1つの商品しか売ってないのに莫大な利益を上げるとは……
マーケティングにフルコミットしてブランディングやコンセプトメイキングをしっかりしているからこその結果なんですね…!やるべきこととやらないことを明確に区別するべし。
[…] (レッドブルについてはこっちでも書きました →レッドブルが世界で75億缶売れるマーケから学べること) […]
レッドブルって一つの商品しか売ってないんですね。
リポビタンDの丸パクリでできた商品なのに、年間6000億円の売り上げをだせているのはマーケティングに力を入れているから。
最も早く上達するために必要な事って、プロをパクること。
自分も一つの商品をマーケティングして、稼げるようになりたい。
[…] レッドブルが世界中で75億缶も売れるマーケティング戦略から学べること […]