僕は職業柄(と言っても学生ですけど)

社会人とお酒を飲むことが多いです。

 

 

昨日も居酒屋で公務員の人とお酒を飲んで

「仕事」について語っていたんですが

 

 

その人はストレートに大学を卒業して、

当たり前のように働いていました。

 

そんな彼は自由そうな僕を見て

 

「君は良いよね。周りと同じように働いて安定するのが当たり前だと思っていたよ」

 

と言っていました。

 

 

僕が社会の常識から外れて

自由気ままに生活しているのを

見ての発言ですが、

 

これこそ人間の本質を

指し示していると思います。

 

 

あなたがビジネスに挑戦するにせよしないにせよ、

覚えておいて欲しいことがあります。

 

 

それは、

 

「人間は洗脳され、過ちを犯す動物だ」

 

ということです。

 

 

実際、これまで人間は歴史の中で

何度も過ちを犯してきました。

 

 

ドイツのヒトラー政権の支持者達は、

独裁者の指示を真に受けて破滅に向かいました。

 

 

第二次世界大戦中の日本は、

間違った価値観を信じて

爆弾を抱えて敵船に突っ込むことに

誇りを感じて死んでいきました。

 

 

北朝鮮の捻じ曲がった自国愛は、

隣で餓死する人がいて、

国のトップがプクプク太っているのを

疑問に感じさせませんでした。

 

 

オウム真理教の洗脳を信じた人は、

毒を持って地下鉄に乗り込み、

大量殺人に及びました。

 

 

 

これらは誰もが歴史で学ぶことであり、

そのどれもが「間違ったもの」として学んだはずです。

 

実際、洗脳された人達によって

国ごと戦争に向かったケースは

これまでの歴史で何度もあるし、

 

洗脳されることで明らかに間違ったことでも

喜んで行動し破滅していったことは、

歴史を見れば証明されています。

 

 

 

人間は洗脳され、過ちを犯す動物です。

 

 

 

ただ、これはほとんどの人が知っているにも関わらず、

「自分は当事者じゃない」

と他人事のように見ている人が多いことに

僕は強い疑問を感じています。

 

 

いまの日本は

 

・他人様に迷惑をかけてはいけない

・お金は汗水垂らして稼ぐものだ

・毎日働いて節約して生きるのが美徳だ

 

という教育がされています。

 

 

つまり、周りの目を常に気にして、

人に迷惑をかけないように

一生懸命働いて細々と生活しなさいというのです。

 

 

実際、この教育が成功しているからか、

週5日働いて朝から晩まで働く、

満員電車に乗ることが当たり前の光景となっています。

 

 

決まった時間に足並み揃えて会社に向かい、

与えられた仕事を機械のようにこなし続ける。

 

 

まさに軍隊そのもののように見えます。

 

 

ハッキリ言って、この光景は

海外から見れば「異常」です。

 

 

明らかに自分の人生をないがしろにしているし、

余計な我慢を強いられているのが

海外から見た日本の素直な感想として挙げられています。

 

 

これは日本の教育、

悪く言ってしまえば「洗脳」が

上手く言っている証拠でしょう。

 

 

洗脳されているのは、

あなたのせいではありません。

 

 

小学1年生から中学3年生まで

義務として受けなければならない

「教育」で当たり前のように

行われていることだし、

 

周りの人も積極的に

洗脳をしてくるから仕方のないことです。

 

 

・勉強して大学に行って、良い成績を取って良いところに就職する

・安定した仕事に就き、家族を養い、マイホームを建てる

・苦労したお金にこそ価値が宿る。贅沢は敵だ

 

 

これらの洗脳をあらゆる角度から仕掛けてきます。

 

 

 

もちろん、これらの洗脳は意味のあるものかもしれません。

 

 

日本が生産国として世界トップレベルに優秀なのも、

従業員がコツコツ働くのを我慢して

企業の利益を伸ばしたからかもしれないし

 

これだけ治安が良く、インフラが整備されているのも

日本人の「他人に迷惑をかけてはいけない」

という教育が上手く行ったからかもしれません。

 

 

 

しかし、日本が得られたメリットと引き換えに、

これらの洗脳によって、

生物として死に匹敵するほどの

ストレスが個人に与えられているのも事実です。

 

 

実際、日本の自殺率は

世界中を見てもトップレベルです。

 

 

なぜ、これだけ平和な国で

衣・食・住に困らず、発展途上国と比べれば

圧倒的に裕福な僕たち日本人が

自殺率ナンバーワンという

不名誉の称号を手に入れてしまったのでしょうか。

 

 

それには、戦後日本の教育によって成功した

「洗脳」が深く影響していると考えています。

 

 

 

日本人の美徳は様々ありますが、

それらの美徳を守っているうちは良いものの、

 

美徳を破ったときの強烈な批判と言ったら

人を自殺に追い込むほど強力なものです。

 

 

僕は稼ぐ仕組みを手に入れてから、

毎月数百万円ものお金を自動で稼ぎ

悠々自適に生活しているわけですが

 

その様子を見て、

「悪魔だ!」「人間じゃない!」

と言ったセリフを吐く人はいました。

 

・お金は汗水垂らして稼ぐこと

・仕事は我慢して毎日行くこと

・義理を通して人に迷惑をかけずに生きること

 

このような美徳が根付いているからです。

 

 

僕の出身地は鹿児島ですが、

鹿児島は武士道の精神が根強く入っているからか、

そのような価値観の人はたくさんいます。

 

 

彼らの、美徳が外れた人に対する攻撃の姿勢は異常です。

平気で人心を傷つける言葉を使うし、

徹底して制裁を加えようとしてきます。

 

 

自殺者を自殺にまで追い詰めているのは、

間違いなく彼らだと思います。

 

 

日本人の「美徳」から外れたら

徹底的に攻撃され、恥者扱いされる。

 

親子の縁も、兄弟の縁も友達の縁も

師弟の縁も親戚の縁も

 

美徳から外れた瞬間、

すべて切られて失ってしまうのが

「日本人の美徳を破る罰」なのです。

 

 

こういった価値観教育を

徹底して行われているから、

 

大学を卒業して就職をせず、

のうのうと生きることは

そもそも選択肢に浮かばないのです。

 

たとえ選択肢に浮かんだとしても、

その生き方を叶えるまでの

ハードルが異常に高いのです。

 

 

まして、それまで美徳を守って生きてきた人が

リストラや会社の倒産などに遭い、

突然その立場を失ってしまったのなら

 

 

もしくは、異常な労働時間が

病気を引き起こしてしまったり、

鬱病になって働くことが嫌になったとき

 

 

「他人に迷惑をかけまい」

として人生を摘んでしまうのは

洗脳を受けた人にとっては

自然な思考の流れなのかもしれません。

 

 

 

 

僕は、日本人に施された洗脳が

まったく間違ったものだとは思っていません。

 

むしろ、日本全体を機能させるために

この洗脳は必要だとすら思っているし、

 

この洗脳があったからこそ日本はここまで

発展してきたのだと考えています。

 

 

ただ、この洗脳が多くの個人を

不幸にしているのも事実です。

 

 

 

僕が働いていたブラック居酒屋バイトは、

徹底的な価値観教育が行われていて

 

「サービス残業だらけで薄給だったとしても、

一生懸命働いていれば美徳」

 

と考えている社員がいました。

 

 

その社員の話を少しだけします。

 

 

その社員は美徳を信じている典型的な人で、

ひたすら所属している会社を信じて

連勤やサービス残業を率先して行い、

 

ひどいときだと1日3~4時間しか

寝ない状態で21連勤以上をこなし、

最後にはワサビのチューブを握る力すら

失うほどの状態になっていました。

 

 

側で見ていたからわかるのですが、

腕は火傷と洗剤でボロボロ、

日に日に元気がなくなり

叫ぶ力もなくなるほど憔悴しきっていました。

 

 

結局、彼が一生懸命働いて切り盛りした

居酒屋は赤字になって潰れ、

同じ系列の会社に転属になりました。

 

居酒屋が潰れて一年後に聞いた話ですが、

その社員は働いている新しい店で

ストレス漬けにされ倒れてしまったため、

働いていた会社を辞めさせられたそうです。

 

 

給料を想定するに、

彼は手取りで20万後半程度です。

 

 

その社員はバイト生の僕に何度も説教をしてくれました。

 

 

「周りが苦労してるんだから残業して当たり前だろ!」

「迷惑をかけるな。先輩の言うことは絶対に聞け!」

「社会は厳しいものだから苦労して働いて稼げ!」

 

 

こういったことをわざわざ

個別に呼び出して言ってくれました。

 

いま思えば愛情をかけて育ててくれたんだろうな

と思いますが、

美徳を妄信して進んだ人の現実は

得てして残酷なものです。

 

人生を捧げて身を削って働いた会社で

その程度の給料しかもらえず、

挙句の果てには体調を崩して地位を失うという

 

そのいたたまれない状態に、

心臓を掴まれる感覚になったのを覚えています。

 

 

しかも、僕のいた居酒屋は業界のなかでは

「ホワイト企業」として位置づけられ、

ほかの居酒屋に羨ましがられていたから驚きです。

 

これが飲食店の基本です。

好きでなければやらないほうがいいでしょう。

 

 

 

僕はこの経験から、

いまの日本のシステムに心底恐怖し、

就職活動を放棄して起業しました。

 

 

結果、美徳に流されずに動いた僕は

学生でありながらブラック居酒屋で働く

彼の給料の5倍以上のお金を

ほとんど働かずに稼ぐことができたし、

 

おそらくこれからもお金に困らないほど

安定した生活を送り続けることができるでしょう。

 

 

その社員がいまどこで何をしているかわかりませんが、

普通の価値観に沿って言えば

どっちが幸せかは誰が見ても明らかだと思います。

 

 

 

ただし、日本全体のことを考えれば、

美徳に縛られて働く人達の存在は大きいです。

 

 

言い方は悪いのですが、

彼らが我慢しているおかげで

豊かになっている人はいるし

 

企業も少ないお金で

従順な労働力を手に入れることができています。

 

 

逆に言えば、「働かずに自由になろう!」

と叫ぶ僕らの考え方のほうが

日本にとっては悪なのかもしれないし、

国のことを思えば間違っているのかもしれません。

 

 

 

ただ、洗脳されるがままに美徳を守り、

自分のたった一度きりの人生を浪費するのは、

決して賢い選択だとは思わないのです。

 

 

もしあなたがこれから人生の選択をするのなら、

 

 

“自分の人生をどうしたいのか”

 

 

これをハッキリと決めた上で

選択してもらいたいです。

 

 

・美徳を信じて働く道を選ぶ

・一発奮起してビジネスに挑戦し、自由な人生を挑戦する

 

 

どちらの生き方も否定はしません。

 

 

僕があなたに求めるのは、

もう一度、まっさらな状態で、

「人生において優先しなくてはならないのは何か」

を真剣に考えてもらうことです。

 

 

人間は洗脳され、過ちを犯す生き物です。

 

一旦洗脳された考えは放棄して、

その上で、自分の人生の方向性を見つめなおしてください。

 

 

いまの日常の延長線上に何があるのか?

何が手に入って、何が手に入らないのか?

本当にやりたいことをやっているか?

死ぬ間際に人生を振り返ったとき後悔しないか?

本当にいまの仕事が楽しくて、人生が充実しているか?

 

 

これらを、美徳を抜きにして真剣に考え、

正しい選択をしてもらいたいと思います。

 

 

・ビジネスに挑戦することはリスクが低い

 

 

教育のなかで行われてきた洗脳のひとつに

「ビジネスに挑戦することはリスクを伴う」

というものがあります。

 

 

起業に挑戦して借金を抱えた人の話、

まともな道を選ばずに人生をドブに捨てた人の話、

 

 

ビジネスに挑戦し自由を手に入れることは

美徳に染まって働き続けるよりも

リスクが低いということも付け加えておきます。

 

 

ビジネスをやっている僕から言わせてもらうと、

美徳に染まって働き続けるほうが

圧倒的にリスクが高いです。

 

 

僕には何人か知り合いの起業家がいるのですが、

彼らはリスクを承知でこの業界に飛び込み、

いまではほとんど全員が成功しています。

 

成功しているというのも、

普通の会社員の何倍もの給料を

毎月安定して稼ぎ続けているということです。

 

 

いまでは懐かしいですが、

当時は「腐った社会」から抜け出すために

協力して作業を行ったものです。

 

バイトを掛け持ちしながらやったり、

会社に通勤しながらやったり、

大学を中退してやったり

 

 

色んな仲間がいました。

 

 

それぞれ別の道を進んでいったため

疎遠になりましたが、聞いた話によると

当時の仲間みんなが各々の成功を収めているらしいです。

 

 

高級タワーマンションに住んでいるやつもいれば、

田舎で若くして隠居生活を始めた人もいるし

海外を飛び回って優雅に暮らしているやつもいます。

 

 

全員が、僕と同じように

社会の仕組みに疑問を感じて

このビジネスに挑戦した人達です。

 

 

彼らはいまだにお金を稼ぎ続けているし、

もう食いっぱぐれる心配がないほど

ビジネスのスキルが定着しています。

 

 

 

もちろん、仲間の中には途中で

ビジネスを辞めてしまう人もいました。

 

 

ほとんど存在しないリスクを怖がって

安定の道を選んでしまったり、

家族に猛反対されて無理やり就職してしまったり。

 

 

残念なことですが、

現状を変えようと努力しなければ

同じ未来がやってきます。

 

 

ビジネスを信じてやり切れなかった人達は、

いまだに労働漬けの毎日を送っているのだと思います。

 

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