どうも、ふっさんです。
夏休みで混雑する前に海外まわろうぜって話になり、トルコ→デンマーク→アイスランドと旅行してきました。
まずはトルコのカッパドキアに移動して気球を見てきました。
ホテルに到着したのが１２時で、気球を見るため朝４時起きです。時差もあってツライ。
眠い目を擦りながら車に乗って移動してたら、何個か気球が飛んでるのが見えて眠気が吹き飛びました。
気球！飛んでる！飛んでる！
と車の中でおおはしゃぎ。
日が登る前の平原。
美しかった。
僕らが乗る気球に到着。
バーナーを燃やして、気球のなかにひたすらガスを入れています。
ガスの中身はヘリウムらしいです。
シュゴーーーとすごい音が鳴ってます。
こんな感じで、むくむくと起き上がっていきます。
そしていざ気球へ。
ひとつのカゴに２０名ほど乗り、上に登っていきます。
朝日が気球に当たって跳ね返る光景が美しい。
周りの気球が飛んでいる様子がとてもキレイでした。
徐々に高度が上がっていきます。
気球を移動したり回転するときには、気球のなかの運転手がバーナーで調整するみたいです。
気球って、上に登ってそのまま落ちるだけだと思ってたので、操縦できるんかと感動しました。
移動したり回転したりでいろんな景色を見れておもしろいです。
そして朝日がゆっくりと出てきます。贅沢な日の出です。
それからゆっくりと降下していきます。
薄暗かった景色とはいっぺんして、朝のカッパドキアが表れきました。
無事に地上に着地。着地したときは大きな拍手が上がりました。
地上ではグラスが用意されていて、スパークリングワインを飲みましょう！みたいなノリに。
朝からスパークリングワインかよと思ったのですが、さすがにジュースでした。
飲んでる途中にこのカードを渡されました。
あなたは気球に乗りましたよ！という証明カードです。
カードを渡されると同時に
「インスタをフォローして、トリップアドバイザーにレビューしてくれ！」
と言われました。
商品は、レビューを集めるとなにかと売れやすくなります。
オファーするのは無料なので、なにかサービスを売ってる人は、サービスを提供して満足度が一番高いときに、お客さんに積極的に口コミをお願いするといいですね。
Googleレビューを上げておいて損ないです。意外とそこの評価が高くて売れたりもします。
ちなみに気球に乗るのは１人２５,０００円でした。
お客は×２０人いたので１回のフライトで５０万。
めっちゃ儲かってるやん！と思いました。
けど色々と気球ビジネスのことを聞いてみたら、やはりそんなカンタンじゃなかった。
気球自体は数千万円で買えるけど、気球を飛ばす許可を取ったり、気球の運転手のライセンスを取るために、全部合わせて最低でも５００万ドル（約７〜８億）必要だそうです。
あと、天候で飛んだり飛ばなかったり。
普通に気球を飛ばすだけだと安定して儲からないので、プライベートプランやウェディングのサービスで利益を取ってるみたいです。
２人で気球に乗ってプロポーズとかね。これ世界中の人がそのために訪れそう。
気球に乗ったら興奮して眠れなくなったので、近くを散策。
とりあえずビールをぶち込みました。朝７時。
飲んでたらトルコ人が「一緒にコーヒー飲んでいい？」と言ってきました。
僕が吸ってるアイコスを指さして「なにそれ？」と言ってきたので、吸わせてみることに。
アイコスは初めてだったらしく「おう・・・」と言ってました。マズイそうです。
猫も寄ってきました。トルコはそこらじゅうに猫がいます。
少しだけ猫と戯れたあと、さらに散策することに。
有名なターキッシュコーヒーを飲みました。
おいしかったけど、普通のエスプレッソとの違いがわかりませんでした。
一息ついて、カッパドキアの石窟（せっくつ）を見にいきました。
この石窟は今は国立公園になっていて、かつてはこの岩のひとつひとつに人間が住んでいたそうです。
全盛期だと１０万人以上が暮らしてたそうです。
１９５０年に大きな地震があって岩が崩壊したこともあり、それからは住んでいないんだとか。
たしかに家っぽい構造になってます。
電気ガス水道は通すのが大変だそうです。果たして住めるのか・・・？
ちなみに、国立公園以外では不動産として売買されていて、物件を買って住むこともできるそうな。
一番安いもので１０万ドル（約１５００万弱）から買えるそうです。
２０１９年あたりに買ってたら爆益だったそうです。
いまから買うのはあんま良くないと言ってました。
トルコの商売人は、この石窟にじゃがいもやレモンを入れて保管していたそうです。
たとえばレモンを１０kgを１年放置して置いておくと、水分を吸って１３kgになります。
放置してるだけで３kg重くなります。
そうやって付加価値をつけてから高く売るらしい。
まさに金融商品ですね。
「置いておくだけで価値が増えていく」って発想は、遥かむかしからあったみたいです。
石窟のあたりを散策していると「Hermes cave hotel」の看板がありました。
まさかと思って調べたらエルメスのホテルでした。
めっちゃ良さそう。次くるときはここに泊まります。
そのあとは、トルコ絨毯の店に案内されました。
明らかに営業してくるやん、な雰囲気だったので、わざとトルコ式のセールスを浴びてきました。
商品を売り込まれるときは、それ自体が良い教材になるので、わざと受けにいくと学びになります。
まず、１０００万、５００万、といった超高級な絨毯を見せてきました。
これは金銭感覚をバグらせる作戦です。
最初は、高級絨毯なんて要らないわと思ったのですが、
「１人が手作りで何年もかけて絨毯を作ってるからほつれない。３０年使える」
「朝、シルク絨毯の上に足を乗せるだけで気分が上がるよ」
「シルクの絨毯は光の入り方で色が変わるんだよ」
という新しい情報を次々と伝えてきました。
テンション上がる情報でした。
たしかに素足でシルク絨毯に乗ってみたら気持ちいい。
だんだんと絨毯が気になってきました。
さらに追い討ち。
「お兄さん、良い人だからこの１３０万の絨毯を６０万までがんばるよ。どう？」
と言われます。
それでも渋っている様子（フリ）を見せると、
最後には
「わかった。じゃあ４０万にするよ！どう？」
と提案してきました。
少し揺らいだけど、さすがに絨毯は必要なかったのでそのまま帰りました。
店から出ようと歩いてるあいだも
「もう一枚つけるよ！」
「送料かからないよ！」
「日本の玄関まで届けるから！」
とずっと追いかけてきました。
しつけええええ。
けど勉強になりましたね。
この記事にも書いたんですけど、商売やるならしつこさって大事です。
トルコ人は、どの店に行っても総じてグイグイきました。
たまにぼったくられそうになるし、うぜえええええってなるときもありましたが笑、このあたりは商売やるなら見習いたいところです。
絶景も含めて貴重な経験になりました。
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気球に乗った旅、良いお話でした❢❢